日本キリスト教連合会

「君が代」起立条例案に対する反対声明


阪府知事   橋下徹殿
大阪府議会議長 浅田均殿

 私たち日本キリスト教連合会は、広くキリスト教諸団体が加盟し、日本宗教連盟・東京都宗教連盟に連なり、文化庁との連携も持ちつつ、宗教行政に対して貢献と監視の役割を担って来た団体です。日本キリスト教連合会の規約には「目的」の一つとして、「憲法第20条及び第89条に示された『信教の自由』及び『政教分離』の原則に基づいて、全キリスト教会の信仰による良心の自由と共通の利益を守る。」と掲げています。
 この趣旨に立って私たちは、今般大阪府議会に提出された「大阪府の施設における国旗の掲揚及び職員による国歌の斉唱に関する条例」案に反対し、この条例案が廃案にされることを求めます。
 教師への日の丸・君が代の強制は、憲法の保障する「思想及び良心の自由」と「信教の自由」に対する重大な侵害である上に、今回の条例案は、「起立」と「斉唱」という個人の身体的所作を条例で縛ることによって、私たちが大切にしている人間の「人格」を否定する内容になっています。条例によって強制し、個人の内面にまで踏み込むことは、基本的人権を侵害し、個人の人格を傷つけることです。それは、子どもたちの人格を育むべき教育に大きな悪影響をもたらすものです。
 私たちは、本条例案の成立に強く反対し、速やかに廃案とされることを強く求めます。

 2011年5月27日      日本キリスト教連合会  委員長 渡邉 純幸

 

 

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